ヴィッセル神戸2021シーズン展望

皆さん、こんにちは!

週末にはもうJリーグが始まりますね!

今年のヴィッセル神戸がどんなサッカーを見せてくれるのか、タイトルを夢見ながら楽しみに待ちたいと思います。

さて、本日は今シーズンのヴィッセル神戸展望を書いていきます。

かなり気合をいれて書いていくので、是非最後までお付き合いください。

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今シーズンの目標、達成しなければいけない各数値

まずは、今シーズンの目標を改めて確認

先月の新体制発表会見にて、徳山社長より「来季のACL出場を目指す」との言葉がありました。

これは、すなわち

Jリーグ3位以内もしくは、天皇杯優勝

の目標を今年掲げているということです。

ちなみに、リーグで3位以内に入るチームの過去の勝ち点と勝敗数などを過去3年分に渡って調べてみました。

背景を黄色にしているのが、ACL圏内の3位以上のクラブです。

まず、勝ち点ですが過去3年で3位に入ったクラブを見てみると、63・63・56です。

平均してざっくり勝ち点60くらいが、ACL争いに割って入る条件と言えそうです。

今季はチーム数増加の影響で試合数も38へと増えます。

従来の34試合で勝ち点60だと、1試合平均約1.7ポイントを獲得

これを38試合の今シーズンに適応すると、勝ち点65が今シーズンのACL圏内争いの一つの目安と言えそうです。

ちなみに、1試合1.7ポイント獲得するペースは4試合で2勝1分1敗のペースほどです。

やはりACL争いは年間を通して、コンスタントに勝ち点を積み上げていけないと厳しいですね。

続いて、得点をみていきます。

過去3年間で3位クラブの得点は、45・54・50とのことで平均して年間50得点が必要といえます。

ヴィッセルに関しては、この得点力に関しては既にクリアしていますね。

特に直近の2年間だと2位のクラブよりも高い得点力を誇っています。

そう考えると、既にACLへの第一関門は突破していることとなりますね。

ちなみに、34試合で50得点とるのは、1試合平均1.5点ほどのペースです。

なのでACL圏に入るためには38試合で57点が目安となります。

そして、肝心の失点数です。

過去3年間の3位クラブの失点数がそれぞれ28・30・39なので、平均すると約32失点

これは1試合平均0.9失点のペースです。

改めて数値化すると、三浦監督がメディアに言っていた

「1試合複数得点、1失点以下」

の言葉は、確かにACL圏内に入り込むためには必要な条件といえます。

ちなみに、38試合に換算すると34失点が目安となります。

この失点数がヴィッセルにとっては、大きな壁ですね。

ヴィッセルは過去3年間で失点が59・59・52なので、年間平均57失点ほどしています。

これは、1試合平均1.7失点している計算になるので、ほとんどの試合で複数失点してしまってますね。

確かに、これでは厳しいのは言うまでもありません。

これまでのペースでいくと今シーズンは64失点喫することになります。

ACL圏の目安が34失点なので、年間で30失点減らすという大きなチャレンジを越えないことには、目標達成は難しいでしょう。

ここまでをまとめると、ACL圏争いには

勝ち点65、得点57、失点34 (年間38試合の場合)

という数値が目安となることが分かりました。

得点パターン比較

続いて、得点と失点に分けてそれぞれ特徴を見ていこうと思います。

まずは、得点パターンからでこちらも過去3年間のACL出場圏チームとの得点数および得点パターンを比較しております。

左から順に見ていくとPKがまず少ないですね。2019年の7点はACL出場チームと互角かそれ以上の数値ですが、それ以外の2年は上位3位の半分以下です。

PKに関しては、どれだけ相手ペナルティーエリア内で攻撃できているかにある程度比例するのかなと思うので

バイタルエリアのもう一歩先の崩しや攻撃部分で、どれだけ押し込んでいくかが今年も課題の1つとなりそうです。

続いて直接FKやセットプレー系ですが、こちらの得点は十分と言えますね。

直接FKからのゴールはほとんどありませんが、セットプレーでは十分に得点がとれているのは個人的に少し意外でした。それだけ強さを持った選手がいるということですね。

今年もセットプレーで勝敗が決する場面が出てくるかと思うので、引き続き期待です。

次にクロスからの得点ですが、これは過去2年間で首位チームに迫る得点数を誇っています。

両サイドの選手レベルが高いのはもちろん、チームスタイルとしてパスワークでサイドからの崩しはリーグ全体を見ても多い印象があります。

顔ぶれの変わる右サイドでどれだけ得点を生み出せるかで、今年も同様に良い数値を残せるかが変わってきそうです。

次にスルーパス・ショートパス・ロングパスのパス系です。

これも、上位チームと比較しても互角かそれ以上の数値ですね。

特に昨年は、例年に比べてスルーパス・ショートパスの得点が減りロングパスの得点が増えています。

これは相手のプレスなどで繋ぐのが難しいときに、リスクを負わずロングパスを増やした影響かなとは思います

得点に繋がっているのは何よりですが、前線に高さがない時などはロングパスを拾えなくなるので、そこも1つ何かしらオプションなり、決まり事を設けておくのが良いかもしれません。

続いて、ドリブルからの得点はかなり良い数値ですね。

ドリブルといっても、パスを受けて1,2タッチして相手を少しかわすゴールなどもカウントされているので、ごりごりのドリブル突破の数値のみということではなさそうです。

そして最後がこぼれ球からの得点。

こちらの数値が上位3クラブと比較すると低いですね。これはPKの数値でも言及しましたが

ペナルティーエリア内でのプレー回数の少なさや、攻撃参加人数の少なさが影響しているものと思われます。

要するに、攻撃の厚みが足りないのかなと。

FW陣のみならず、中盤やSBの追い越しなどで今シーズンの攻撃にどれだけ厚みを持たせるか、迫力を出せるかが大事になってきますね。

以上で得点についての分析は終了です。

総得点数は既にACL出場レベルなので、上位と比較してもかなり良い数値ばかりですよね。

あとは、得点パターンを増やすこと、アクションを自分たちから起こすことがこれからの課題かなと思います。

失点パターン比較

同様に失点についても、上位3チームと比較して分析していきます。

こちらは問題が山積してますね。

得点と同様に左のPKからみていきます。

2019年はそれほどですが、昨年と2018年はPKからの失点がかなり多いですね。

特に昨年ですと、まだチームにフィットしきれていなかった菊池選手や山川選手がいくつかPKを与えていました。

これは正直、新戦力のフィット・成長するまである種の投資といった見方もできる気がしますので、個人的には目を瞑りたいと思います。

ただ今年はその言い訳は通用しないので、なんとかPKの場面が昨年より減ってほしいところです。

直接FKはそれほど言及する必要のない数値ですね。

一方でセットプレーですが、上位陣と比べると若干多いですね。

2019年は上位クラブの約2.5倍失点してしまっています。

セットプレーの守り方はゾーンディフェンスを採用していますが、この守り方の選択には問題はないと思います。

Jリーグでも欧州のトップクラブでも、かなりのチームがゾーンディフェンスを採用しているので。

この守り方のメリットとしては、選手をバランスよく配置できるためスペースをまんべんなく埋められること。相手の動きに左右されずに守備対応ができること(マークを外して後手を踏むという概念がなくなる)などがあります。

一方デメリットは勢いを持って飛び込んできた相手に競り負ける可能性が高くなることや、ゾーンの隙間において誰が責任を負うのか、クリアするのかが不明瞭になることがあげられます。

ヴィッセルの場合は、このデメリット部分を埋め切れていないのが数値にも表れてしまっています。

高さで劣っているというチームでもないと思うので、選手の一人一人の意識もそうですし日ごろの練習から連携、意識の共有を高めていくことが解決への最短ルートかと思います。

続いてクロス。こちらの失点もやはり多いですね。

クロスに関しては、まずクロスをあげさせない。そして中できちんと対応する体制を整えておく。この2つですね。

特に最初のクロスをあげさせない部分などはチーム全体としての守備の意識の希薄さが出ているのかなと思います。

守備に関しては沖縄キャンプでかなり練習しているそうなので、FWからGKまで全員が意識をしておくことが大事ですね。

そして、スルーパス・ショートパス・ロングパスのパス系ですが、特にスルーパスからの失点が目につきますね。

ショートパス・ロングパスからの失点は他クラブ並みの数値です。

スルーパスというと、背後への動き出しに対応できていない・マークを外すなどの欠点がディフェンス陣にあるのかなと推測できます。

もちろん、相手のボールフォルダに自由にパスを出させないようMF陣のプレスも関係してきます。

あとは、カウンターへの対応ですかね。

守備の意識が低い=攻守の切り替えが遅いために、人数をかけた攻撃のあとに帰陣がおそくカウンターで失点の場面を何度も目にしてきました。

どうしても人数的に不利になると、相手は自由にパスを出せますし相手FWは自由にスペースを見つけられるしで対応が難しくなります。

昨年優勝の川崎などは、この切り替え・守備の意識がかなり高かったですよね。

そういった細かい部分をいかに詰めていけるかが、間違いなく今年の順位に大きな影響を与えていきます。

続いて、ドリブルからの数値ですがこちらは特に問題ないかと思いますので、参考程度に見ておきましょう。

最後に、こぼれ球からの失点。

これがヴィッセル神戸は倍近く失点してしまっています。

個人的には、粘り強さと守備の人数かなと思います。

粘り強さについては、菊池選手がまさに体現してくれていますがとにかく、最後まであきらめずに対応すること、最後の最後に足を伸ばすことによって失点は間違いなく減っていきます。

あとは守備の人数。ヴィッセルの場合だと、攻め残りの人数が多すぎてDF+中盤の数人でのみ守備対応している場面がよく見受けられます。

4-3-3のフォーメーションだと、中盤は3枚でもともと手薄な状態なので、ウイングの片方のサイドの選手は真ん中に絞って、中盤を厚くするなど、もう少し規律を設けてもいいのかなと感じます。

アンカーやインサイドハーフの選手が切り替えを早くしてリスクマネジメントを徹底する。

カウンターを受けた際に、中盤の選手の戻りがないとこぼれ球を拾えないのはもちろん

攻めあがってきた相手MFに対応する人数がいなくなってしまいます。

そういった意味からも、この粘り強さと守備の人数については今季大きな改善があることを願っています。

まとめ

ここまで長く、つらつらと書いてしまったので簡潔にまとめます!

まず、ACL圏内に割り込むためには、

勝ち点65、得点57、失点34 (年間38試合の場合)

の数値に近づく必要があること。

さらに、得点では

年間57得点が目安
ヴィッセルは、PK・こぼれ球からの得点が比較的少ないので、中盤やSBの選手が追い越して攻撃参加するなど、攻撃に厚みを持たせる・ペナルティーエリア内により侵入していくことが重要。

ということが、過去の数値データから分析でき

最後に守備では、

年間34失点が目安
PK・セットプレー・クロス・スルーパス・こぼれ球からの失点が多い。
チーム全体の守備への意識と、粘り強さ、切り替えに関する部分の改善が必要。

と考えました。

データからの分析は、あくまで私個人の考えなので、いろんな意見があるのかなと思います

ただ、守備を改善しないことには上位進出はあり得ないので、そこは間違いなく今年の最重要課題と言えますね。

最後に、山口選手の守備に関する過去の発言を紹介します。

チームとして守れている感覚は今のところない。守れていても個々でやっているように感じる。任せきりなところが多い。もう少し仲間を助けるというような意識でプレーしていかないといけない。そこを修正していかないと、この先も失点を続ける。早く修正していかなければならないと思っている。

コミュニケーションは最悪なくても、味方を助けたいと思えばカバーのポジショニングを取る。1人で守ることはできないから、自分だけにならずチーム全体で意識を高めていかないといけない。自分だけになると失点した時に人のせいになるし、失点には全員が関わっているということを改めて認識しなければならない。

修正は出来ると思う。簡単なところだと思うし、メンタル的なところだと思うので。そのきっかけだけでチームはすぐ変わる。追いかけられながらも点は取れるっていう自信があると思うから、守備も無失点で抑えられるという自信が必要。

個々がそれぞれ意識を変えていかなければならない。人に言われるのが嫌な選手もいるし、そういう場合は自分で意識を変えていくと思うので。こんだけ失点しているので、理由は何なのかをしっかりと考えば分かること。

2019年サンフレッチェ広島に4失点で敗れた際の山口選手試合後コメント

この発言にもある通り、戦術も大事ですが選手の守備意識改善が最高の特効薬だと思います。

どこまでプレシーズンを通して守備の部分が変わるかは分かりませんが、これは開幕してからのお楽しみですね。

さて、長くなりましたが今シーズンの展望は以上となります。

お付き合いいただきありがとうございました!

〈本日のポジティブ〉

酒井高徳選手のインタビューがニュースピックスにて記事になっています。

もう読まれた方はご存知かと思いますが、日本と欧州の違いやパフォーマンス管理など、選手にしかわからない点が多く記載してあり非常に面白い内容です。

特にコンディション管理に関しては、かなりのこだわりと意識を感じました。

昨年もあのタイトな日程の中、怪我無くシーズンを通して活躍できていたのも必然だなと思えます。

それだけ意識の高い選手がいるので、少しでも若い選手などに伝染していけばもっと良いチームになるなと感じさせてくれます。

今季も応援せずにはいられません

Vamos! Vissel!!

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